潮来イーグルス blog

頑張っている子供たちの姿をお伝えします!

将来の夢

 
去る10月19日に潮来市青少年のつどいが行われ、R君が学校を代表して、「第一部 青少年の主張」で将来の夢を発表しました。
 
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「アナウンサーになりたい」

僕の夢は、アナウンサーになることです。アナウンサーになりたい、と思ったきっかけは、昨年の運動会です。
昨年の運動会で、係りを決めることになりました。僕は、みんなの前で声を出して頑張る応援団を希望していました。でも、担任の先生が、「Rさんには、放送係をお願いしたい。」と声をかけてくださいました。表舞台ではないけれど、みんなのために声で活躍するのは同じかな、と思って、放送係になることを決めました。
本番で失敗しないように、先生との打ち合わせや、練習をたくさん行いました。その結果、運動会当日の放送を聞いてくださった先生から、「アドリブを入れていて、うまかったね。」と、たくさんほめてもらいました。 その経験を生かして、五年生では放送委員会に入ることにしました。実際に委員会で、朝や給食の時間の放送当番でお仕事をしてみて、気付いたことがあります。それは、聞いている人に分かりやすく伝えることの難しさです。
ただ台本を読んでいるだけだと、聞いている人にはあまり伝わりません。伝えるためには、「感情をこめること」がとても大切です。でも、それがとても難しいのです。
感情をこめて話そうとすると、台本通りに読めなくなってしまうことがあります。台本を意識しすぎると、今度は感情がこめられなくなります。
テレビを見ていると、ニュースを伝えるアナウンサーは、楽しいニュースだけではなく、事件や悲しい事故も伝えています。アナウンサーは、いつでもとても落ち着いて話していますが、楽しいニュースは明るさが、事件や事故の時は悲しさが伝わってきます。そんなアナウンサーの人の姿を見て、自分もこんな風に分かりやすく、心が伝わるように話したいと、強く思うようになりました。
僕は、東日本大震災の時、学校に行けず外にも出られなかったので、一日中テレビをつけていました。周りで何が起こっているのか、たくさんの情報を知ることができました。その時も、現場で状況を伝えるアナウンサーがいました。悲惨な津波の現場や、避難所で家族を捜している人たちのことをリポートしていました。とても辛そうでしたが、とても冷静に伝えるアナウンサーの姿を見て、とても素晴らしい仕事だな、と尊敬しました。
アナウンサーという仕事は、辛いこともたくさん伝えなければいけないと思います。けれど、もし僕がアナウンサーになったら、見ている多くの人に、何が起きているのか分かりやすく伝えられる、心が伝わる話し方ができたらいいなと思っています。
 
 
素晴らしい夢を、立派に発表できたようです。
これからも夢に向かって頑張ってもらいたいと思います !!